工房・舎長のあれこれ

 

■Q:どうして家具職人になったのですか?

 

□A:なかなか一言では難しいですが、自分の人生を考えたとき「自分らしく好きなことで社会に貢献したい」というシンプルな理由です。

 

■Q:どうして家具なのですか?

 

□A:ものづくりに興味があり、「何を作るか」と考えたときに、木が一番生活に身近な素材であるため、人々の身近な生活の中で、役に立つ機会が多いのではないかと考えたからです。

 

 

 

■Q:どこで修行したのですか?

 

□A:会社を退職したあと、長野県伊那職業訓練校木工科で一年学びました。その後岡山の工房で働かせてもらったことは大きな財産です。

 

 

 

■Q:なぜ南房総で起業したのですか?

 

□A:自分は隣の館山市の出身で、仕事を通じて自分のふるさとを少しでも活性化させていきたいという思いはありました。(まだまだこれからですが)。南房総市、とくに今工房を構えている旧三芳村は酪農や農業が盛んな豊かな自然に恵まれた地域で、お客様には家具だけでなく自然あふれた製作環境も含めて楽しんで頂け家具工房にはぴったりだと思いました。東京からはマイカーなら70分ほどで、ちょっとしたドライブを楽しみながら気軽に遊びにくることができる魅力ある地域だと思ったからです。

 

■Q:工房の建物はどうやって見つけたのですか?

 

□A:適度な広さで、木造の建物を自分の脚で探しました。数十件あたった中で、偶然にも今の物件に出会うことができ、大家さんに大変感謝しています。

 



■Q:どんな建物を利用したのですか?

 

□A:工房の建物はもともとは牛舎でした。南房総は日本の酪農発祥の地と言われているように酪農が盛んな地域で、現在の工房のある地区は三芳といい、「三芳の牛乳」はブランドにもなっています。工房の建物では残念ながら20年ほど前に酪農をやめてしまいしばらく倉庫になっていた建物をお借りしました。広さが36坪、木造の趣ある建物が家具工房にぴったりだと思いました。もともと暑さに弱い牛たちのために大変風通しがいい構造で、それを活用させて頂いています。



■Q:建物のリノベーションは自分でしたのですか?

 

□A:はい。大屋さんにはお借りする当初「日本一おしゃれな牛舎にします!」と言いました。それほど可能性のある立地、建物だと思ったからです。開業資金が限られていたこともあり、電気や水道等の専門インフラ以外は自分で床張りから始めました。ショールーム兼カフェのデザイン、設計も自分の頭の中に描いていたイメージを、バランスなど検証しながら図面にしていきました。自分ですべて行うことは効率が悪い面もありますが、建物と家具は切っても切り離せない関係にあり、図面を描き、施工していく過程で建物の構造を理解し、各作業を体験しておくことは、今後の家具の設計やリノベーション、リフォームのご相談の際に必ず役に立つと思っていました。「知っていて指示を出す」のと「知らないで指示を出し、結果まかせっきり」になるのでは大きな違いがあると思ったからです。



 

■Q:工房の看板はありますか?

 

□A:残念ながら大通りとなる県道88号線には看板はありませんが、88号線を南から北上してくると、「道の駅三芳村鄙の里」の手前で左手に「家具」と書かれた看板のある建物が見えるかもしれません。「道の駅三芳村鄙の里」からは歩いて1分ですが、大通りから少し中に入っていますので、住所と地図をご確認頂ければと思います。

 

 

 

→「Access

 

 

 

■Q:カフェもやっていると聞いたのですが・・・

 

□A:はい。実は家具工房つなぎのショールームの名前が「CAFEべこ舎」といいます。オーダー家具のショールームというと敷居が高く感じる方もいらっしゃるため、少しでも身近に感じて頂き、また実際に家具を使ってコーヒーなど飲むことができるために、カフェとしています。しかし、一般のカフェとは異なるので、あるのはセルフコーヒーのみ。フードやその他ドリンクもございませんので、あしからずご了承ください。

 

 

 

→「Showroom & Cafe

 

 

 

■Q:小さなお土産や木工品は売っていますか?

 

□A:ショールームのCAFEべこ舎では、木工品も置いてあります。あまり数は多くありませんが、カッティングボードや栞、ポストカード立て等がございます。これから種類も増やしていくので楽しみにしてください。